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岩手競馬:民間委託 現方式でも開催準備
達増知事、並行して交渉は継続

県競馬組合議会臨時会が30日、盛岡市の盛岡競馬場で開催され、組合側から岩手競馬の業務の民間委託交渉先である日本ユニシス(東京)との経過報告があった。管理者の達増拓也知事は「09年度開催に向け、交渉を進めることと並行して現行方式(組合による運営)での開催準備も行う」と述べ、交渉決裂も視野に入れて作業を行う方針を明らかにした。一方、議員側からは早急に交渉を進めるよう管理者に要請文を提出した。  競馬組合では民間委託への最終判断の時期を10月中としている。  組合によると、9日に達増管理者から日本ユニシス社長あてに▽年間レース数など競走体系▽賞金水準などの賞典費▽初年度の収支見通し--の3項目を早期に提示するよう要請。ユニシスから19日付で回答があったが、3項目についての返答はなかったという。  競馬組合では、09年度開催に向けた作業を行う時期であることから現行方式での運営でも準備を行う方針。ユニシスとは10月上旬に協議を行い、引き続き委託に向けて交渉するという。  議員からは民間委託を推進する意見が相次ぎ、議会として要請文を提出した。要請文は「今までのような経営手法では将来成り立たなくなるのは火を見るより明らか」と現行方式を続けることに難色を示した上で、「千載一遇の機会ととらえ、トップ自らが交渉に立つなど積極的かつ早急に正常なる交渉を進めるよう強く要請する」とした。  達増管理者は議会終了後、報道陣に終始、無言で競馬場を後にした。【安田光高】